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通*訳のプロを目指して修業中 + 平凡な日常生活 midoriprin.exblog.jp


by midoriprincess
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憂鬱になる理由

なんとなく気分が上がりません。



今日はブログを書こうと思っていたら、アメリカの知り合いから原発について東京はどんな状況なのか知りたいという問い合わせ(?)があったので、それに丁寧に長~いメールを書いていたら夜中になってしまいました。東日本大震災が起きてから3週間経ちました。まだ行方不明の方もたくさんいるし、また多くの人たちが避難所で不自由な生活をしています。

でもなぜか海外の人の関心は原発への関心の高さが突出しているような気がします。とにかく福島(FUKUSHIMA)=原発=放射能汚染。スリーマイルアイランド<福島<チェルノブイリって感じの構図ですが、これがチェルノブイリ以上にならないことを祈るばかりです。それにしても福島がこれほど世界中で有名になるとは地元の人は夢にも思っていなかっただろうと思います。それも悪い意味で。海外からこれまでにないほどの支援、義援金が届いているのは本当にうれしくて感謝しても、しきれません。その一方で、とにかく原発、原発と言われるとなんか・・・・憂鬱な気持ちになります。避難を強いられている人や、近辺の捜索もできない状態の中でもっと大変な方たちはいるのは理解しているんですが。色々なことを聞かれると関心が高い人たちは日本を心配する・・・というよりは放射能の影響が自分のところにも来るんじゃないのかっていうような懸念のほうが大きいのではと思ってしまったりします。暗に責められているのでは・・・と感じるのは考えすぎでしょうか。

そして、母親と電話で話すたびにあちらの色々な情報を聞いてまた憂鬱になったり。近所に酪農農家の知り合いがいるのですが、福島産の原乳が出荷停止になって間もなくすぐに県から連絡があって茨城産の原乳も出荷停止になったと聞きました。出荷はできなくても乳は毎日絞らなければならないし、放射能に汚染されているため、そのまま捨てると土壌を汚染することになるので捨てる場所にも苦労しているとか。今日は酪農組合が東京電力に補償に関する交渉に行ったと言っていました。

父は毎日のように自治体の説明会に呼ばれて忙しいようです。ここでもやはり農家の方が、土壌への放射能の影響はどの程度あるのか、とか学校の先生が子供たちが外で部活動をしても大丈夫なのか、とか水道水や井戸水は飲んでも大丈夫なのか、とか質問もそれぞれですが、みんな非常によく勉強していると言っていました。でも小康状態とは言っても、放射能の量がどんどん広い範囲に広がっているのは確かですよね。とにかく原子炉の冷却機能が完全に回復するまでには数か月単位は要するって枝野官房長官も言ってましたので、この不安な状態はまだずっと続きそうです。
by midoriprincess | 2011-04-05 00:50 | 日々の出来事