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通*訳のプロを目指して修業中 + 平凡な日常生活 midoriprin.exblog.jp


by midoriprincess
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翻訳セミナー

土曜日に行ってきたのは、四谷にあるサンフレアアカデミーという翻訳学校の原子力関連の翻訳というお題目のセミナーでした。



ただ、原子力というよりは一般的な翻訳に必要なツールを紹介してくれる内容でした。今までも翻訳を頼まれて(それもちゃんとお金をいただいて)納品していたけど、スペルチェックや表現のぶれとか厳密にチェックしていなかったのだ・・・と実感しました。おまけにWORDやExcelのスペルチェックでもアメリカ英語とイギリス英語をちゃんと設定してからスペルチェックを行うべきだということもまったく念頭にありませんでした。


そう考えると、やっぱり今までやっていた翻訳はなんだったんだろう?という疑問にたどりつくわけです。
今回、事前課題も出て初めて翻訳の添削をしてもらいましたがそれほど間違いはあまりなかったものの基本的な数字の間違い34条→30条になっていたり、点(、)を打つところをカンマ(,)にしていたり初歩的なミスに気がついていなかったのがショック。こんな量の少ない課題でこれだけ間違いが見つかるのだから、自分の納品したものは自分でトリプルチェックをしてもやはり他人の目で見てもらわないとダメだと思いました。会社で頼まれる翻訳は厳しく最終チェックしてくれる人がいないし、自分にフィードバックが戻ってこないので不安に思いつつやっている状態です。


それと英日の数字表記は原則半角英数にするとかアメリカ英語では文章のピリオドの後はスペースはひとつとか・・・とにかく今までまったく認識していなかったたくさんの規則があることにビックリ!!もっと早くこういうことを知っておくべきだったと反省です。今までいつも気になっていた、「です、ます」調と「だ、である」調に関してもクライアントからリクエストがない限りはほとんどの文書で「だ、である」調を使うというのも初めて知りました。


先生とお話をしていて「なるほど~」と思ったのは、今は語学力だけでは翻訳はやっていけない、どれだけ早く情報をキャッチできるか、検索能力があるか、アプリケーションを使いこなせるかが勝負になるということでした。昔に比べて今は納期が非常に短くて翻訳者にとっては大変だけどその分、インターネットやアプリを駆使して調べ物の時間を短縮することが可能になるのですね。


用語の頻度の高い順にランキングをつけられるアプリケーションがあって、それに基づいて自分用の用語集を作れたり、訳したあと訳文の不一致が一発でできるソフトとかとにかく翻訳に必要なツールがたくさんあるのがわかりました。ちなみに教えていただいたアプリケーションは下記です。まだ試してないのですが、ぜひ使ってみようと思います。


・Kwic Finder
・EKWords
・Xbench
・DDwin
・Foxit Reader
・Just Right!

by midoriprincess | 2011-10-03 23:59 | お勉強